お役立ちコラム

起業したら補助金や助成金を賢く活用しよう

『会社設立のミチシルベ』の亀山です。
みなさんは、補助金や助成金などの言葉を一度は耳にしたことがあるかと思います。
助成金と補助金は、何となく同じような意味で使われがちです。しかし助成金と補助金は、まったくの別物です。
今回は、助成金や補助金支給の流れや両者の共通点、相違点などをまとめて解説していこうと思います。

最後までお付き合いください。

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目次
1補助金・助成金って何?
2補助金の特徴について
3助成金の特徴について
4創業時に使える助成金・補助金とは?
5まとめ
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1.補助金・助成金って何?

補助金・助成金とは、国や地方自治体が特定の事業や社会的弱者を支援するために、原則返済不要なお金を支給してくれる制度のことです。
補助金や助成金は返済不要なため、経営者にとっては嬉しい制度です。

しかし、補助金も助成金のいずれも、受け取るためには書類を揃える必要があり、手続きも含めて作業は複雑でかなり面倒です。
いずれもその年の政策として設定されることから、毎年制度は変更されます。
予算がなくなると制度自体がなくなります。また、公募の期間も短く設定されているケースもありますので
申請に向けて事前準備を整えたうえで、しっかりタイミングを見計らって申請する必要があります。
さらに、必ず審査をパスできるとは限りません

しかし、それを受け取るために本業がおろそかになっては意味がないので、専門家と相談し、よく考えたうえで申請を進めることがいいと思います。

2.補助金の特徴について

補助金とは、
「事業実施のサポートのために給付されるお金」のことです。
多くは経済産業省・中小企業庁が扱っている企業の設備投資新規事業販路開拓などを支援する資金のことを指します。
会社経営の中で様々な設備投資をするタイミングは必ず訪れますので
ポイントを押さえておきましょう。

ポイント① 募集期間が決まっている・募集期間が短い

多くの補助金は、いつでも受け付けているわけではなく、募集期間が決まっています。期間内に申し込みを行わなければいけません。
多くの補助金は、募集期間が1ヶ月から3ヶ月くらいと準備期間が短いです。この期間に事業計画書を書き進めて、補助金によっては商工会議所や支援機関の確認をもらう必要があります。

ポイント② 審査がある

補助金は申し込めば必ずもらえるわけではなく、審査員による審査があります。応募資格があるかという形式的な審査のあと、申請書類の内容審査があります。面談審査があるものもあります。
また、補助金により対象となる経費が決まっていますので申請したもの以外に経費を使うことはできません。

ポイント③ 合格してから経費が使える

補助金は合格し手続きを経てから使う経費が対象になります。すでに発注しているもの支払い済のものは原則として補助対象にはなりません
多くの補助金は先に自分で経費を使いお金を払い、実績を報告してからお金を払うキャッシュバック方式です。国や自治体が先にお金をくれ「使ってください」というものではなく、お金が入ってくるまでの間、自分で立て替えなければなりません

3.助成金の特徴について

代表的な助成金は厚生労働省が設定しています。
正社員の雇用や女性や高齢者などの就業促進など、雇用に関する課題の実現に向けて取り組む事業者に対して支給されます。

組織拡大に向けて従業員を増やしていく中でも、採用・教育などは費用がかかります。そのため、助成金をうまく活用していきたいものです。
以下に助成金活用のポイントを紹介していきますので、チェックしてくださいね。

ポイント① 募集期間が決まっていない

助成金は、補助金のように締め切り時期が決まっていません。予算がなくなるまで応募できます。逆にいうと予算がなくなったら受け付け終了となります。

ポイント② 受給要件を満たした事業主であれば受け取る

補助金とは違い、あらかじめ定められた要件を満たすことでほぼ100%受けられますし、条件に合致すれば何度も助成金を受給できます。
しかし、厚生労働省から助成金に関するアナウンスはあるものの、それに気付きにくいことが多いので常にアンテナを張る必要があります。

ポイント③ 法律上の必要な帳簿などを整備していること

助成金を申請する際には労働者名簿、就業規則、賃金台帳、出勤簿などを添付書類として提出します。助成金の種類によっては定款や登記簿謄本、会計帳簿なども必要となります。
人材に対する助成金が多いので適正な労務管理をしていることが必要になります。

4.創業時に使える助成金・補助金とは?

では、実際に行われている補助金・助成金についていくつかご紹介していきます。

小規模事業持続化補助金
小規模事業者および一定要件を満たす特定非営利活動法人が働き方改革や賃上げ等に対応するための取り組みの一部を補助し、生産性向上と持続的発展を図ることを目的とした補助金です。

IT導入補助金

中小企業・小規模事業者に対して、ITツール導入をする経費の一部を補助することで業務効率化、売上向上を促進する補助金です。まだIT導入が済んでいない、または新たにIT導入をしたいとお考えの中小企業・小規模事業者の方は、独自にIT導入をするより大幅に負担を減らすことができます。

キャリアアップ助成金

有期契約社員や派遣社員などの非正規労働者に対して、正社員化などキャリアアップのための施策を行う事業主に対しての助成金です。
労働者の労働意欲や能力を向上させ、優秀な人材確保を目的とした厚生労働省の助成金になります。

ただいま紹介させていただいた以外にも種類はございますが
公募期間や対象になるかなどわからない方は
お問い合わせいただければと思います。

まとめ

経営は人・もの・金・情報であるといいます。その経営の助けてくれるのが補助金や助成金です。
財源はみなさんがお支払いされている税金になりますので、遠慮することはありません。
受給できる可能性がないか、必ずチェックすることをおすすめします。受給のチャンスがあれば積極的に活用しましょう。